➀凍結防止剤・融雪剤:
冬場の高速道路などで道が白くなっているのを見かけたことはあるのではないでしょうか。
凍結防止剤・融雪剤、いわゆる塩カルに含まれる塩分が車の下回りやタイヤ周りの金属部分に付いてしまうことが挙げられます。雪が降る地域では車がサビやすいというイメージを持たれている方は多くいらっしゃるかもしれませんが、このような原因があります。
また、実は、あまり雪などが積もることが無い首都高速や阪神高速を始めとする全国各地の都市高速や高架道路、橋などでも凍結防止剤・融雪剤として塩カルなどは撒かれています。
そのため、塩カルによる塩害は降雪地域特有の現象ではありません。
➁台風による海水の巻き上げ:
塩害を引き起こす原因は、塩カルだけではありません。海水には、塩分が含まれていますよね。台風が海の上を通過すると、強い風が海水を巻き上げ、その飛沫や塩分が風に乗って陸地まで運ばれます。この塩分がタイヤや車についてしまうことでサビてしまうのです。
また、高波が発生しやすい沿岸部では、波が高ければ高いほど海水が内陸部にまで達する可能性が高くなり、塩害の影響範囲も広がってしまうことも…
また、降雪地区や沿岸部にお住まいではなくても、釣り・サーフィン・スノーボードなどのレジャースポーツを趣味とされていらっしゃる方も塩害と無縁ではありません!
当然、このような環境下で車を走行させることで、下回りに塩が付着するおそれが大いにあるからです。
これらのことから、日本全国どこでもサビるおそれがあります。
日本の道は塩まみれといっても決して過言ではありません。